あらすじ


ここは地下にあるカフェ。

窓がないから景色が見えず、つい時間を忘れて長居してしまう。

見たことのある顔ぶれ、いつもの時間の、いつものお客さん。

 

とあるカップルの口喧嘩から飛び火した、カフェに巻き起こる小さな戦争。

いつまでたっても終わらないから、珈琲が冷めるまでにしようと誰かが言う。

 

だけど冷めてもまた温め直して争って、珈琲はその度に少し苦くなる。

 

酸味だって増していく。


お客様へ


何気なく聞こえて来た他人の会話。

悪い悪いと思いながら、つい聞き耳を立ててしまったことありませんか?

この公演は、そんなときのように演劇を観てもらいたい。そう思っています。


喫茶店そのものが舞台となっているので、客席と舞台は混然一体の様相です。

真後ろの席で何かが起きて、見逃すことがあるかもしれません。

遠くの席でひそひそ喋っている声、聞こえないかもしれません。


でも怒らないでください。それは、仕様です。


20人しか座れない、濃密な空間。

俳優を「観察」し、演劇を「のぞき見」する贅沢な体験。

どうぞごゆっくりお楽しみください。